夫が浮気をした理由を知る
男性は40代を迎えた頃「中年の危機」を感じると言います。
中年の危機とは、それまでは若いつもりで頑張ってきたところ、急激に自分が老け込んだかのような気持ちになることへの反発で、それまではする気もなかったような浮気や他の女性へのアプローチをしてしまうものです。
もちろんいくら気持ちの理由があるとはいえ、結婚をしている以上浮気をするということは夫婦としての義務を果さない裏切り行為ということになります。
信じていたはずの夫が自分に内緒で他の女性と会っていたり、関係を持っていたりということが分かったときにはかなりのショックを受けてしまうことでしょう。
自分は子育てや家事、育児など必死に家のことをこなしてきたのに、夫は仕事をしているふりをして外で若い女と遊んでいたということになれば、一気に信頼感も失ってしまうかもしれません。
法律的には婚姻関係にある相手の不貞行為は離婚事由となります。
ですのでその裏切りがどうしても許せないということであれば、夫側を有責として離婚を請求することは可能です。
しかしながら夫婦として長年連れ添ってきた仲であり、今後の生活を考えた時、安易に離婚という選択をすることにもためらいがあるかもしれません。
もし離婚に踏み切れないという気持ちがあるのであれば、まずはなぜ夫が浮気をしてしまったかということを考えてみてください。
アラフォーの男性の浮気の大半は、妻が家庭にどっぷりと浸かり、新婚時代のような新鮮さがなくなってしまったことが理由になっています。
昔は自分のことを一番に考えてくれていたのに、今は自分の優先順位は家族で一番最後ということになっていれば、他に気持ちを受け止めてくれる人を探したくもなるのかもしれません。
もし相手が離婚を望んでいないということなら、そのあたりのことも交えてじっくり話し合ってみましょう。
話し合いで納得でき、歩み寄れる部分があると感じるなら再構築をしてみるというのも一つの夫婦の形です。
夫婦仲を再構築するポイント
再構築をすると決めたのなら、絶対にその話を蒸し返してはいけません。
実際にそうした夫の浮気から再構築をした夫婦のうち、かなりの割合で数年以内に離婚となっていたりします。
これは話し合いにより再構築を決めたものの、何か家庭で不満があるとその浮気のことをチクチクと持ち出し、それが話し合いを阻害することになっていることが原因です。
自身の浮気を反省して再構築を決めた夫に対して、いつまでも「あなたは昔こんなひどいことをした」と妻が言い続けているようでは、再構築をしようという気持ちは大きく妨げられてしまいます。
一旦再構築すると決めたのであれば、そこでしっかりと腹をくくり、それ以降はその話題は持ち出さないことをしっかりと徹底しましょう。
それができない精神状態なら、いっそ再構築という無理をするのではなく、別居など冷却期間を置いた方がよいと言えます。
夫婦でよく言われることですが、30代の浮気は切れやすいが、40代は戻ってくるということがあります。
40代の浮気をした男性はいろいろあっても元の妻を選ぶことが多いので、そうした時にどこまで受け入れることができるかどうか、またはそれをするかどうかは妻としての気持ち一つにかかってくるのです。
最初のうちは再構築にギクシャクするかもしれませんが、夫婦としての時間を重ねるうちに解決する問題もありますので、まずは焦らず信頼関係の回復に努めてください。